このたび、藤沢市の都市計画審議会での審査の結果、私共藤沢駅南口391地区市街地再開発準備組合が2022年3月28日に提案致しました「都市計画提案書」が、賛成可決し、2023年6月21日付で告示されることに至りました。
 まずは関係されたました皆様のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。
 ありがとうございました。

 私共は、ご存じの通り、現在営業中の「フジサワ名店ビル」「ダイヤモンドビル」「CDビル(プライムビル)」の権利者有志が集まった組織として2017年5月17日に藤沢駅南口391地区市街地再開発準備組合を設立以来、準備組合活動を行っております。
 当391地区の建物3棟は、建築後約50年を経過し、2017年3月17日には当地区内の2棟のビルに対しては、耐震不足建物であることも藤沢市より公表されました。
 昨今は、特に地震発生の頻度も増え、このままでは毎日ご来館されているお客様はもとより、店舗従業員様など、館内にいらっしゃる皆様、さらには倒壊による地域の皆様や鉄道などへの安全を確保出来なくなる状況にあると判断いたしました。
 そこで、当準備組合では、市街地再開発事業による全棟建替えを行うことを計画推進することを目的に、都市計画の提案を行った次第です。
 ただ単に老朽化した建物を改築するということではなく、藤沢駅に直結する建物群として、藤沢市の玄関口となるにふさわしいものの創造が、求められていると考えています。

 今後の100年を想定しながら、藤沢市の都市拠点にふさわしい都市機能を集積しなければならないと考えています。
 3棟のビル各々が建て替えるのではなく、駅周辺と合わせて、駅前に相応しい一体的な都市環境と市民の皆様と来街者の皆様にも良好な市街地環境の形成を目指していきたいと考えています。
 具体的な方針としては、(1)地域の防災基盤となる。「安心・安全な市街地の形成」は何よりも達成する方針の一番となります。
 (2)藤沢駅前の顔としての役割を担い、藤沢地域の活力を創出する。「街並みの形成」を目指します。
 (3)藤沢駅前の再生の核となる「都市機能のより充実した強化」も方針として挙げています。
 (4)私共の建物群を一つにすることで、駅前再生の核となる。「駅前交通環境の改善」にも寄与する方針を定めました。
 これらの方針を打ち出して、今後は本格的に、建物の具体的な構想を十分に検討し、賛同される企業や団体などと協議を重ねて、藤沢駅南口の未来予想図を描き、建物を竣工していく所存でございます。
 今後とも、より一層のご指導ご鞭撻ならびにご協力を頂戴できますことを、心よりお願い申し上げます。

2023年6月22日

藤沢駅南口391地区市街地再開発準備組合
理事長 曽 我 壽 裕